礼拝説教

2023年03月19日

ゲツセマネの祈り

マルコの福音書14章32-42節 イエス・キリストが十字架を背負う前に祈った最後の祈りは、壮絶な戦いの祈りでした。主(しゅ)イエスは最後の晩餐の時点でご自分が苦難の十字架を引き受けることを決意されました。イエス様は十字架を回避せず、むしろ十字架こそ栄光で...

2023年03月12日

善を願う私に悪が存在するのです

ローマ人への手紙7章15−25節 聖書は、肉体の病とその治癒よりも、人間の内面の姿、その霊的な病と清めを教えています。人生で何より重要なのは人の内にある世界です。目に見えるものが本質なのではなく、目に見えないものこそ本質だからです。使徒パウロは、この...

2023年03月05日

わたしはよみがえりです

ヨハネの福音書11章1-44節 イエス様はラザロとその姉妹たちを愛しておられましたが、すぐには駆けつけず、更に2日そこに滞在しました。なぜそうされたのでしょうか。その答えが核心的なメッセージです。 イエス様をどのような次元で信じるのかは人によって千差...

2023年02月26日

覆いをかけられた福音

コリント人への手紙第二4章3節 マルコの福音書14章9節 キリスト教と呼ばれる教えは、どうやって神を知り、関わりを持つべきかを私たちに教えます。神を知るために最も大切なことは、イエス・キリストの愛を知ることです。イエス様が地上に来られて宣教なさったと...

2023年02月19日

幸いなことよ、不法を赦され、罪をおおわれた人たち

ローマ人への手紙4章4~8節 人はただ、イエス・キリストの血による贖いを通して罪を洗い清められます。善行、献金、修行といった行いによっては、私たちの罪は決して清められません。 人生の生き方には二通りあります。一つは自分の能力と努力によって生きる人...

2023年02月12日

わたしに水を飲ませてください

ヨハネの福音書4章7~10節 ヨハネの福音書3章にはイエス様とパリサイ派のユダヤ人議員ニコデモの対話、続く4章にはイエス様とサマリアの女の対話がそれぞれ記録されています。イエス・キリストを受け入れなかったユダヤ人と、イエス・キリストを受け入れたサマリア...

2023年02月05日

主を待ち望む者は新しく力を得る

イザヤ書 40章27~31節 人間は有限的で罪深い存在なので、神様の本心や事情を理解することができません。「神様はわたしの正当な権利を守らないのか」「神様はわたしの心配事に関心を向けないのか」と悲観して一人落胆している、それが人間の姿です。「わたしの道...

2023年01月29日

新しい人を着る

エペソ人への手紙4章22-24節 使徒パウロは、私たちが救われた後に脱ぎ捨てるべき「古い人」があり、着るべき「新しい人」があると言いました。聖書には「衣服」は「行い」を指すと教える箇所があります(ヨハネの黙示録19章8節「花嫁は、輝くきよい亜麻布をまと...

2023年01月22日

神の前では、ことばを少なくせよ

伝道者の書5章1-7節 聖なるものを体験することを通して信仰は成長します。世が移り変わるとしても、時と場所を区別して神様にささげることに関して、我々は妥協してはなりません。 私たちは新しい一年に大きな期待とたくさんの計画をもって臨みますが、主に仕...

2023年01月15日

聖なる者になりなさい

出エジプト記3章1-5節 ペテロの手紙第1 1章14-16節 出エジプト記3章は神様=主(しゅ)がモーセの目前の燃える柴の茂みの中に現れた場面です。神様は、ご自身が現れた場所は聖なる地である、とおっしゃいました。宇宙万物を創造された唯一の神は聖なる方であられ...

2023年01月08日

『主の霊がわたしの上にある』

イザヤ書61章1~8節 信じる者は神様のみわざ(御業、働き)を見ることを願っています。 神様のみわざはどのようにして行われるのでしょうか。 神のみわざは、良き知らせ=福音を宣べ伝えることから始まります。 私たちの目の前で神のみわざが行われるとき、...

2023年01月01日

父のみこころ

マタイの福音書11章25-30節 (抜粋) ユダヤ教の指導者たちがイエス・キリストを十字架につけたのは、彼らの心が頑固であり、神の御心を求めずに高慢であったためです。 イスラエルの民をイエス様に導くべき指導者や律法学者らは、イエス様が宣べ伝えた福音を受...

2022年12月25日

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。

ヨハネの福音書3章16節 "神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。 神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救わ...

2022年12月19日

信仰は聞くことから始まる

どういうわけか機嫌が悪かったり、気持ちが沈んでいたりする自分に気づくことがあります。 しかし思い返してみても、原因が分からないということはないでしょうか。 私たちは自分をよく知っていると思うのですが、自分について分かっていない部分があるのは確かで...

2022年12月11日

主イエス・キリストの恵み

第二コリント人への手紙13章11-13節 (抜粋) ヨハネの福音書15章でイエス様は「わたしの喜びがあなたがたのうちにあり、あなたがたが喜びで満ちあふれるようになる」と仰いました。 明日には捕えられて十字架につけられるイエス様のうちにある喜びとは何でしょう...

2022年12月04日

命の連帯

ローマ人への手紙5章12-21節 (抜粋) イエス・キリストは私たち全人類を罪から救い出し、私たちを永遠の刑罰から永遠の命へと移すために来られました。 人間の肉体は朽ちて消えてゆきます。しかし、イエス・キリストは朽ちることのない初穂として死者の中から...

2022年11月27日

御霊は聖徒のためにとりなしてくださるからです。

ローマ人への手紙8章26-27節 (抜粋) 天地万物をお作りなった唯一の神様は、私たちの心を探られる方です。(参照:エレミヤ書17章10節)本文27節は、この神様は御霊の思いが何かを知っておられると言います。 人間は何を祈ったらいいかすらわからず、人間の知恵や...

2022年11月20日

わたしの荷は負いやすく軽いからです。

マタイの福音書 11章25-30節 (抜粋) 「くびき」とも呼ばれる「重荷」には様々あります。皆さんはどんな「重荷」を背負っているでしょうか。最も重い重荷は、「罪」の重荷です。 罪とは、神様との正しい関係性を失うことです。罪の重荷によって、人間は天国...

2022年11月13日

神はこの方を、信仰によって受けるべき、血による宥めのささげ物として公に示されました。

ローマ人への手紙 3章21-31節 (抜粋) たとえ人間が自ら神様を裏切り、戒めを破って神様から一方的に離れたとしても、それでも神様は私たちを愛され、ひとり子を与えてくださり、 信じる者には誰でも永遠の命を持つことができるようにしてくださったのです。...

2022年11月06日

七度を七十倍するまで赦しなさい。

マタイの福音書18章21.22節 そのとき、ペテロがみもとに来て言った。「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何度まで赦すべきでしょうか。七度まででしょうか。」 イエスは言われた。「七度まで、などとはわたしは言いません。七度を七十倍するまでと言いま...