礼拝説教

2025年03月02日

福音の拡大と兄弟愛の実践

本文:使徒の働き(使徒言行録)20章1節〜12節 使徒の働き20章には、パウロの第三次宣教旅行の終盤が記されています。彼は、各地の教会を励まし、福音を広げながら、最後にエルサレムへ戻る決断をしました。この章を通して、福音に生涯を捧げたパウロの姿勢と、兄...

2025年02月24日

信仰は「聞く」ことによって生まれる

本文:使徒の働き(使徒言行録)19章21節〜40節 使徒パウロは、福音を世界に広めるため、最終的な目的地としてローマを目指しました。ローマは当時の世界の中心であり、そこに福音が届けば、全世界へと広がると考えたのです。しかし、その道は困難に満ちていまし...

2025年02月16日

エペソの教会と聖霊の働き

本文:使徒の働き(使徒言行録)19章1節〜20節 1. 聖霊の働きがない教会の欠落 パウロがエペソを訪れた際、ある弟子たちは聖霊の存在すら知らず、ヨハネのバプテスマしか受けていませんでした。これは、エペソ教会が十分に整えられていなかったことを示しており...

2025年02月09日

『この町には、わたしの民がたくさんいるのだから』

本文:使徒の働き(使徒言行録)18章9節〜28節 パウロは、同胞から度々敵意を受けました。それでも彼は、「恐れないで、語り続けなさい」(使徒18:9)という主イエスの命令を胸に、拒絶や脅しにもくじけず語り続けました。私たちも信仰で聖書の言葉に従って生きよ...

2025年02月02日

コリントの伝道活動

本文:使徒の働き(使徒言行録)18章1節〜11節 使徒の働き18章では、パウロの第二次宣教旅行がコリントで重要な転機を迎える様子が描かれています。コリントは当時、ギリシア半島のアカイア州の州都として商業や交通の中心地として大いに栄えていましたが、一方で...

2025年01月26日

アテネでの説教:知られていない神を伝える

本文:使徒の働き(使徒言行録)17章16節〜34節 パウロが哲学の都アテネで語ったメッセージ(使徒17:16–34)は、彼自身の信仰と情熱をはっきりと示している、とても印象的な場面です。エピクロス派(快楽主義)やストア派(禁欲主義)など、当時の代表的な哲学者...

2025年01月19日

妬みを超えて:信仰の戦い

本文:使徒の働き(使徒言行録)17章5節〜15節 テサロニケでのパウロの宣教は、多くの人々を福音へと導きました。しかし、それを見たユダヤ人たちは妬みに駆られ、暴動を起こし、パウロとシラスを襲撃しようとしました(使徒17:5)。この「妬み」は、カインの罪の...

2025年01月05日

パウロのテサロニケ伝道 〜 苦難の中に輝く福音

本文:使徒の働き(使徒言行録)17章1節〜5節 使徒の働き17章では、パウロとシラスがピリピを後にし、アンピポリスとアポロニアを経て、テサロニケに到着した場面が描かれています(使徒17:1)。この町は、マケドニア地方の中心都市であり、商業と文化の拠点で...

2024年10月20日

第一回宣教旅行の始まり

本文:使徒の働き(使徒言行録)13章1〜12節 <説教抜粋> 使徒の働き13章は第一回宣教旅行の始まりです。パウロの宣教旅行は聖書に3回記録されていますが、その最初の宣教旅行が13章で始まります。キリスト教会が力強く発展し、拡大していく様が描かれています...

2024年10月13日

使徒ヤコブの殉教と使徒ペテロの救出

本文:使徒の働き(使徒言行録)12章 説教要約 ヘロデ王によるキリスト教徒への迫害の結果、使徒ヤコブは殉教し、ペテロも捕らえられてしまいます。ペテロは厳重に監視されていましたが、天の御使いが介入してペテロを救い出しました。 世の権力がどれほど...

2024年10月06日

アンティオキア教会から始まる世界宣教の幕開け

本文:使徒の働き11章 説教抜粋 1節〜18節: ペテロ、異邦人への伝道を弁明 異邦人が割礼を受けないままキリスト教に改宗したことは、エルサレム教会の使徒たちやユダヤ人信徒にとって重大な問題でした。彼らは伝統に反するこの出来事に警戒感を抱きました。し...

2024年09月29日

ペテロと百人隊長コルネリウスの出会い

使徒の働き10章1-33節 (説教抜粋) 今日の箇所では、異邦人の百人隊長コルネリウスがペテロを自宅に招き、ペテロがその招きに応じてコルネリウスの家を訪問した歴史的な出来事が説明されています。 この事件は、エルサレム教会が異邦人伝道に対する態度を...

2024年09月22日

アイネアの癒しとドルカスの蘇生

使徒の働き9章32-43節 (説教抜粋) これはアイネアが癒された事件とドルカスが息を吹き返した出来事の記録です。使徒ペテロの奇跡を通して、私たちはイエス様が行った奇跡を弟子たちも行うことができることを知ります。イエス様を信じる者は決して死なず、永遠...

2024年06月30日

悔い改めて神に立ち返りなさい

使徒の働き/使徒言行録 3章16-26節 (説教抜粋) ペテロは、イエスの名を信じる信仰がこの足の不自由だった人に奇跡をもたらしたと説き、その信仰の力を皆が目撃したのだと群衆に教えました。キリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられた(Ⅰコリ...

2024年06月23日

初代教会の誕生

本文:使徒の働き/使徒言行録 2章42〜47節 (説教要約) ペンテコステの日、ペテロの説教を受け入れた人々は、悔い改め、復活を信じ、バプテスマを受けました。使徒たちと使徒に従う信徒たちが集まって教会は始まりました。 ここに教会の基本的役割が記され...

2024年06月16日

神の定めた計画と予知

本文:使徒の働き/使徒言行録 2章23-38節 ペテロの説教は、初期のキリスト教会において非常に重要な出来事でした。この説教を通じて約3千人もの人々が悔い改め、信仰を持ち、バプテスマを受けました。また、この説教には聖霊の大きな力が現れました。そのため、...

2024年06月09日

この神殿を壊してみなさい

本文:マタイの福音書26章59〜61節 イエス・キリストが捕えられて大祭司カヤパのところに連れて行かれたとき、祭司長たちと最高法院によって訴えられた罪状は、神殿と神を冒涜したということでした。ヨハネの福音書2章にはイエス・キリストにユダヤ人が対立する場...

2024年06月02日

金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。

聖書本文:使徒の働き/使徒言行録 3章1-10節 主(しゅ)イエスの弟子たちにとっての宮は、師をローマの権力に売り渡して十字架刑で殺害した敵の集まっているところでした。本当なら近づきたくもなければ考えたくもない場所であったことでしょう。そのような場所...

2024年05月05日

人間の奴隷となってはいけません

本文:コリント人への手紙第一 7章17〜24節 パウロは、割礼を受けることも受けないことも、どちらも取るに足りないことだと言いました。普段、私たちの焦点は、あることをすべきかどうかという点に置かれます。2つの集団の間で物事に対する意見が食い違うことによ...

2024年03月24日

苦難さえも喜んでいます

本文:ローマ人への手紙5章3節~4節 私たちは苦難を通して忍耐を学びます。忍耐を経て、神様は再び私たちを信仰の舞台に立たせてくださいます。鉄で道具を作るとき、鉄を熱して叩くことを繰り返しながら強靭で純度の高く美しい鉄器が出来上がります。信仰も同様に...