礼拝説教

罪を犯さない自由を得る


2024年01月21日

本文:ガラテヤ人への手紙5章〜6章

クリスチャンは罪を犯す自由を得た人ではなく、神の恵みに対する感謝ゆえに罪を犯さない自由を得た人です。しかし、クリスチャンの内面では、内におられる神の御霊と罪深い人間性が対立しているのです。

「御霊によって歩む」とは、一瞬一瞬を自分の欲や理性よりも聖霊の思いを優先して従順に生きることです。クリスチャンは、御霊の側に立つか、肉の側に立つか、という葛藤を日々経験するでしょう。「自分が喜ぶこと」は善であるかもしれないし、悪であるかもしれません。善悪においては中立は不可能です。つまり、クリスチャンは自分が経験する葛藤をすべてサタンとその勢力のせいにすることはできません。実際、葛藤の多くはクリスチャン自身の罪深い本性に起因しています。ですから、「御霊の導きがありますように」と祈るとき、それは文字通り「聖霊がすべてをとりなして導いてくださいますように」という意味もありますが、「我々が自分の欲や限界ではなく、キリストの愛に動機付けられて互いに愛し、仕えられますように」という自身の罪性の告白でもあります。

パウロは律法の下でも無節操に生きなかったと語っていますが、それは自らに降りかかる神の裁きを避けるという消極的な動機によるものでした。そして今、パウロは積極的な方向性を示し、聖霊の導きが何を意味するかを説明しています。聖霊によってキリストの愛を知った者には、積極的な愛と従順に対する動機が生まれます。この自由を得ることにクリスチャンの強さがあるのです。

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