2023年06月18日
ローマ人への手紙6章12-14節
救われた人の弱点は肉の体です。救われた人は、御子イエス・キリストの血の代価によって救われ、立場は神の養子へと変えられました。『あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします』(ヨハネの福音書8章32節)とあります。しかし、問題は、まだ体が真理を受け入れようとしないことです。このため、使徒パウロは「からだの贖い」を待ち望んだのでした(ローマ人への手紙8章23節)。救われた人が直面する現実は、霊と肉の間で繰り広げられる熾烈な戦いです。
罪には根があり、罪は繁殖します。私たちは、罪を犯さなくて済み、恵みと真理が流れる世界を目指して宣教に勤しむべきです。そんな時が早く来てほしいというパウロの願いがローマ書8章に込められています。
『からだの欲望に従ってはいけません』(ローマ人への手紙6章12節)。からだの欲望は、個人的な欲望です。欲望それ自体は本来、善でも悪でもなく、中立的です。欲望は人を前進させる力になります。しかし、問題は、サタンの働きによってその欲望が自分だけを満足させる個人的な欲望に変わってしまうことです。
パウロは『あなたがたの手足を不義の道具として罪に献げてはいけません』(ローマ6章13節)と言います。心は清い自分を願っていますが、その心に体を従わせられない弱さがあります。
イエス・キリストを信じる神様の子らも、『からだの欲望』による数多くの罪の誘惑を経験します。イエス様も荒野で40日間断食され、サタンの誘惑を受けられたのですから、弱い私たちは尚更、信仰生活において自己節制の訓練が必要です。人間はサタンの道具になることも、神様の道具になることもあり得るのです。パウロは、信じる者たちは神に用いられているか、それともサタンに用いられていないだろうか、と問いかけます。そして『あなたがた自身を神に献げ、また、あなたがたの手足を義の道具として神に献げなさい』と励ましています。
The steadfast love of the Lord never ceases His mercies never come to an end They are new every...