2023年04月23日
ローマ人への手紙8章18節
イエス様を信じたというのは、イエス様の受難の意味を悟ったのと同じ意味です。キリスト教は、苦難や困難を避ける宗教ではありません。むしろ、それらを乗り越えるための力や知恵を神から授かりながら、信仰を深めていく宗教です。苦しみを通して成長し、神に対する信頼を深めながら、自分自身や他者を愛することを学びます。苦しみは呪いではありません。それは真の希望を持つために必要なプロセスです。
神を信じる者たちも苦難を経験します。パウロが苦しみに遭う理由は、あなたがたの慰めと救いのためだと言いました。世が与えるような慰めではなく、キリストがくださる慰めです。この慰めによって、パウロが受けたのと同じ苦難に耐え抜く力を、あなたがたが得るようになるのだと言いました。苦難を耐え抜くには、キリストの慰めを受けなければならないのです。
ですから、私たちは聖書の御言葉から苦難を理解し、神からの慰めや力を求めることが大切です。苦難を通して、私たちは信仰を深め、神の愛と恵みをより一層感じることができるのです。ヘブル人への手紙12:6-7には、苦しみが神による訓練であることが説かれています。神は私たちを愛する子供たちを訓練するように、時には苦しみを通して私たちを成長させようとされるのです。