2021年11月14日
テモテ第二1:7
アダムが過ちを犯したとき、神様は愛の訓戒のためにアダムの名を呼びました。しかしアダムは既に神の子としての権勢を捨てていました。
つまり律法による僕(しもべ)となる契約を自ら進んで結んだのです。自分が裸であることを知った今、かつて「私の骨肉」(創世記2:23)とまで言って愛した妻を神様に訴えました。
何としても自分の恥を隠そうと躍起になりました。妻であるエバを裁いて、更には神様にも非があると言いました。
アダムは愛の神を信じることができなくなり、自分から神を突き放して孤独の身となることを選びました。
塵のような存在に過ぎない私をなぜ愛してくださいますか、と祈ることはもうできなくなっていたのです。
私たちに何の功績も無いとしても、神様のそばに留まれば、神様は力と愛とつつしみの霊による神の子としての権勢を与えてくださいます。
それなのに、私たち人間は知識の実を食べ、偏った方法で権勢を得ようとしました。
本当の強さは愛を信じる力です。罪を犯してしまっても、誇れる義がなくても、裸の自分を愛する神様の愛を信じる信仰によって神様の前に出ていくことができる人が強い人です。
許しを求めて、茂みから主の前に出ていく人が強い人です。神様の中に留まり、罪を犯しても神様に着せていただける義の衣を着て、神様の前に出ていく者となりましょう。