2021年10月03日
ピレモンへの手紙 (下)
パウロはキリストにある兄弟に接するとき、その兄弟の信仰を絶対的に信じました。その兄弟を神様が備えてくださった最高の魂として確信し、ただ神様の栄光を褒め称えるのです。
私たちはどうでしょうか。人が少しでも過ったことをすると、その人の信仰をただちに疑わないでしょうか。その人が一つでも失敗すると、彼に失望し、心の中で彼の失態を非難し、すぐさま強制的な指導やルールを持ち出して彼を律法的な支配下に置きたがろうとはしないでしょうか。
しかし、パウロは自分の弟子をそのようには扱いませんでした。「私はあなたの従順を確信している」と言うのです!これが信仰の人の姿勢でした。「ピレモンよ、あなたがこの奴隷を兄弟として受け入れて、彼が偉大な人生を生きるように道を開いてくれることを確信している!」ピレモンがパウロの言葉を読んで、どうしてオネシモを赦さずにおれるでしょうか。